大腸がん

大腸がんについて

大腸の役割と特徴

大腸がんについて

大腸は、食べ物から栄養が吸収された後の残りを処理する臓器です。小腸で吸収されなかった水分を吸収し、最終的に大便を形成します。大腸の長さは一般的に約150cmですが、日本人は欧米人よりも長く、約200cmにもなることがあります。

3つの部位

結腸
(約130cm)

直腸
(約17cm)

肛門管
(約3cm)

大腸がんが特にできやすいのは、S状結腸と直腸とされています。

大腸がんの特徴と
早期発見の重要性

大腸がんは、早期の段階であれば治療が可能な病気です。しかし、一般的に初期の大腸がんには自覚症状がほとんどありません。そのため、症状が現れる前に検査を受けて発見することが重要です。

大腸がんについて

大腸がんのスクリーニング検査

大腸がんの検診として、広く普及しているのが「便潜血検査」です。この検査では、便に含まれる微量の血液を検出し、大腸がんの可能性を早期に見つけることを目指します。便潜血検査は、食事制限もなく簡単に受けられるため、多くの方にとって受診しやすい検査です。ただし、陽性の場合でも必ずしも大腸がんがあるわけではありません。一方で、陰性だからといって完全に大腸がんを否定するものでもありません。

確定診断と大腸内視鏡検査の
重要性

大腸がんの診断には、大腸内視鏡検査が欠かせません。
この検査では、肛門から内視鏡を挿入して大腸全体を観察します。
ポリープや異常が発見された場合、その場で組織を採取し、
必要に応じて内視鏡で切除することも可能です。

大腸がんの治療

大腸がんについて

大腸がんは早期に発見されれば、内視鏡的切除や外科療法によって治療が可能です。また、進行していても肝臓や肺に転移した場合には、手術による治療が選択されることがあります。一方、切除が困難な進行がんの場合には、手術に加えて放射線療法や化学療法(抗がん剤治療)が行われます。
いずれの場合も、早期に発見することが治療選択肢を広げ、予後の改善につながります。

当クリニックでの検査と診療

大腸がんについて

当クリニックでは、大腸内視鏡検査を実施しています(要予約)。便潜血検査が陽性だった方や、大腸がんが疑われる症状(血便、腹痛、便秘・下痢の繰り返しなど)がある方は、早めに検査を受けることをおすすめします。
大腸の健康を守るために、定期的な検診と早期診断を心がけましょう。当クリニックでは、丁寧な検査と治療でサポートいたします。

医院名 おくながクリニック
住所 〒806-0030 福岡県北九州市八幡西区山寺町2-10
電話番号 093-621-0850
アクセス JR「黒崎駅」より車で約5分
駐車場 4台

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